日中は春の陽気でも、朝晩はまだまだ冷える今日この頃。
昼晩の寒暖差で体調を崩さないように気をつけたいところです。
まだしばらくは、薄手のライトアウターは必須ですね。
ジャケット一枚で軽やかに歩けるくらい暖かくなるのが待ち遠しいです。
今回はサルトリアプロメッサオリジナルスタイルモデルの中でも、最も軽快感を演出できる『Core Naple(コアナポリ)』モデルを(伊)ANGELICO(アンジェリコ)の服地でご紹介します。
見るからにリラックス感が漂うコアナポリモデル。
コンパクトなバスト周りから抑揚を抑えたウエストシェイプは柔らかな印象を与えます。
タイトシルエットが主流だった一時期、抑揚を抑えたシルエットのコアナポリは不遇な立場でしたが、ここ数年のクラシック回帰の影響から人気が再燃。
まだまだ、クリーンナップを担うサルトリアプロメッサのロングセラーモデルです。
長きに渡りオーダー頂ける所以はその控えめで中庸的な佇まいにあります。
細かいディテールには凝った肝入りモデルですが、全体のシルエットは癖のないように設計しているため、非常に汎用性の高いスタイルモデルです。
「着る」よりも軽い「羽織る」感覚。
そして、「羽織る」よりも軽い「纒う」感覚。
そこを目指して生み出された、コアナポリの最大の特長はサルトリアプロメッサの人気オプション『マニカ・ア・ピオッジァ』。
コアナポリ以外に、ローマンルックリラックス、フィレンツェカットコンフォートにて同ディテールを採用していますが、マニカ・ア・ピオッジァの元々の本流はコアナポリ。
イタリア語でマニカは “袖”、ピオッジァは “雨” の意。
肩先に縦に現れるシワが、雨のように見える通称 “雨振り袖” は、肩パットを省いても、立体的で丸みを帯びた肩周りを作り上げます。
類似の呼称でシャツ袖を意味する “マニカ・カミーチャ”もございます。
シャツの袖付け技術を、スーツのテーラリングに応用する為、シャツ袖の呼称で呼ばれますが、サルトリアプロメッサが求めたのは技法ではなく、雨降り袖特有の味のある柔らかな雰囲気。
そのため、プロメッサでは雨降り袖を意味する “マニカ・ア・ピオッジァ” で呼称しています。
実際の着心地、そして雰囲気もリラックスしてお召しいただける雨降り袖は、抑揚を抑えたボディシルエットのコアナポリがよく似合います。
今回のアンジェリコのような艶っぽい色気のあるイタリア服地でお仕立ていただくことで、よりコアナポリの味のある柔和な雰囲気を活かせます。
紺地のグレンチェックにブラウンのオーバーペーンが入ったアンジェリコは、イタリアの定番色合わせアズーロ・エ・マローネ(空と栗)を表現しています。
とことんイタリアにこだわったオーダーです。
春は軽快なイタリア物を楽しめる季節です。
是非お試しください。
丸の内店 米田
Sartoria Promessa
【 ANGELICO × Core Naple 】
Machine Made Order Suit ¥90,200 TAX IN~
Semi-Hand Made Order Suit ¥ 114,400 TAX IN~