サルトリアプロメッサでは、初めてオーダーされるお客様のご要望・お好みを洋服に反映させる為に、入念なカウンセリングを行います。

お客様がどのようなイメージでスーツをお召しになるのか？例えば、職業や職種によってもご提案する色・柄は異なります。
できるだけ、お話を聴かせてください。その後、ショップ内の商品や雑誌、イメージの持込み（雑誌等の切り抜き）、 私達からのアドバイスも加味していただきながら、洋服の外観イメージを一緒に作り上げていきます。

店内の着分生地（1着分カット済み服地）やサンプル生地（約2,000色）の中から生地を選びます。 お客様のお好みはもちろん、お伺いしたイメージに沿った生地をご提案しながら、 体に当てて顔映りを見たり、手にとって肌触りを確認したり、じっくり時間をかけて出来上がりをイメージしていきます。

イメージした洋服とお選びいただいた生地、ご体型とのバランスなどを加味し、基本のスーツデザイン
各所ディテール（ジャケットの襟、袖口やベント、パンツのプリーツやポケット型など）
縫製クラス（マシーンメイド、セミハンドメイド）を決定していきます。
スーツのモデルは、ベースの7型*からスタイリングをお選びいただきます。
ここで私達のご提案やアドバイスも参考にしてください。

*一部、山形屋店舗では展開の無いモデルもございます。

まず、お客様の体型をメジャーで実測します。お客様に話しかけながら、リラックスした状態で、身体の各所を測っていきます。 その後、イメージに近いモデルサンプルをご着用いただき、細かく採寸をしていきます。

この際に、お気に入りのスーツやジャケットを一緒にお持ちいただくことで、お好みのサイズ感やシルエットなどをより一層把握しやすくなります。 そして、モデルサンプルを着用いただきながら、お好みに合わせて補正していきます。
体を動かしていただき、ゆとり感や着用感を確認して頂く事も重要です。

サルトリアプロメッサのオーダーアイテム（スーツ・ジャケット・パンツ）は、全て直営の九州工場で熟練のオペレーターによって、丁寧に縫製いたします。 また、オーダー製品に使用される各附属材料は、全て国産に拘っています。

サルトリアプロメッサの縫製クラスは、マシーンメイドオーダーとセミハンドメイドオーダーの2種類があります。 マシーンメイドオーダーは、全240工程からなる100%マシーンメイドで、独自開発の三重構造の本バス毛芯を使用し立体的で繊細な縫製を行います。
セミハンドメイドオーダーは、全325工程の内、約60%を手仕上げにて縫製します。
手縫いの主要工程は、衿・肩・胸仕上げ・背仕上げ・袖付けなどが手縫いであることの他に、アイロンワークによる入念なクセ取りも行います。
アイロンの熱によって、生地を膨らませたり、曲げたりして、クセ付けした生地は、自然に熱を冷ましてゆくエイジングタイムを充分にとり、 生地をリラックスさせて手縫いの工程にはいっていきます。
アイロン処理により立体感を帯びた生地に、専用の柔らかな毛芯と手縫いによる柔らかな縫い目の立体的な縫製と相まって、曲線を描いた丸みの強い服が仕上がります。 丸みを帯びた服は着用時に首元のカーブに自然と衿元が吸いついていきます。
また肩に沿った曲線が加重を分散する効果もあり、非常に軽く柔らかな着用感と動きやすさが生まれます。

お洋服の仕上がりまではマシーンメイドが約2週間半～3週間、 セミハンドメイドは約4週間が目安になります。

仕上がりはご試着いただく事が基本です。オーダーメイドのデメリットとなる『出来上がりのイメージのズレ』はここで修正致します。
初めてオーダーされる場合は、各部のユトリや着用感がイメージと違うことがまれにありますので、必ずご試着をお願いしております。 そうすることで、次回、オーダーいただく際にも安心してご利用いただけるようになります。

フィッティング後の修正などを終えれば【あなたを包む価値ある一着】の出来上がりです。 修正後の採寸データは、大切に保管いたします。

今後は、体型の変化や着用感の変更などがなければ、生地やデザイン・ディテールなどを選択いただくだけでオーダーを可能となります。
もちろん、採寸データをもとに、違うスタイルモデルの選択や、カジュアルなジャケットで着心地を変化させたいときでも、すぐにご対応が出来ます。