昨晩からニュースでは関東地方も大雪の恐れがあるとの予報通り、朝起きて外の様子を見ると隣家の屋根にはうっすら雪が積もっていました。
通勤電車も、出勤を遠慮されているのか、いつもの2、3割減で余裕のある車内でした。
気温も5℃を下回り、非常に寒い一日ですね。
スーツでお仕事をされる場合、ある程度の寒さは致し方ないところですが、出来るだけ暖かにしたいです。
今回は、暖かいオーダースーツの注文を考えましたので、是非ご参考下さい。寒がりの方にもおススメです。
①暖かい生地で仕立てる。
先ずはこれが重要ですね。
目安として、通常薄めの秋冬物の目付が260g/mとすれば、やはり320g/mは欲しいところです。それだけ糸密度が高まることによって、防寒性、防風性を上げる事が出来ます。紡毛素材で作られた生地は、空気を多く含むことが出来るので、寒い時期のスーツにピッタリです。視覚的、心理的にも効果的です。
②ベストの追加
次に、オーダーならではなのですが、共地でベストを仕立てるのがオススメです。身体の中心を包み込むベストは保温性に優れ、中心を暖める事で体全体に暖かい血液を送り込む事が出来ますよ。
③スラックスの裏地を総裏にする。
写真が用意できなくて恐縮ですが、上の画像は通常の仕立てになります。
スラックスを裏返したものですが、光沢があるのが裏地になります。
ヒザとモモの内側にあり、着用の際スムーズにする役割があります。
この裏地をヒップとウラ腿部分まで付けることができ、「総裏」と呼んでいます。一枚生地を増やすことで、冷えから守る事が出来ます。
オーダーとは関係ないので番外としては、機能性下着の着用、薄手のニットの着用などあります。
そして究極、ベストがあればシャツに触れる裏地部分にカイロを貼るという荒業が有ります。ジャケットを脱いでも分かりませんので、寒さにお悩みの方にはおススメです。
カイロは最終手段ですが、暖かいスーツを仕立てるコツはありますので、是非ご相談含め、ご来店くださいませ。
丸の内店 宮本