季節ごとの織り方

Topics 2021/07/20

関東も梅雨が明けて夏本番を迎えます。
梅雨明けを心待ちにしていた分、30度越えの気温もうれしい気持ちで受け入れられます。

ところでスーツやシャツの生地を選ぶ際重要なポイントととして、春夏秋冬の内どのシーズンで着るかによって生地の織り方が変わってきます。

ザックリとした説明となりますが、
生地は経糸(たていと)と緯糸(よこいと)を織り合わせて生産されます。

春夏の着用を想定する場合の生地は主に“ 平織 ”という経糸と緯糸をさいの目状に交互に織り合わせた生地を使用します。
平織の特徴として、摩擦に強く、通気性、べたつかないドライタッチに優れる点が挙げられます。
ただし、生地の厚みが出にくくなるため秋冬は寒々しい印象を与えてしまう事もあります。

秋冬の着用を想定する場合の生地は主に“ 綾織 ”という経糸が緯糸よりも多く表面に出るように織り合わせた生地を使用します。
綾織は綾目とよばれる生地の表面を斜めにとおる畝(うね)が特徴的です。
平織と比べ、生地に厚みが出て、艶がのり、伸縮性に富む点も特長です。
しかし高温多湿の日本の夏ではべたついてしまい着用するには厳しい物があります。

この着用時期による生地の織り方は直接肌に触れるシャツ生地選びでも重要になります。

今の時期におすすめのシャツ生地はもちろん平織のさらっとした肌触りの生地です。
ブロードやオックスフォードなどお薦めの平織生地は多数ございまして次回改めてご紹介致します。

梅雨が明けて一気に日差しが強くなってきました。
皆様くれぐれもご自愛くださいませ。

米田