ここ数回のブログでは、合い物スーツに適したライトウェイトの綾織生地を紹介してきました。
今回は、それに合せたシャツの綾織生地を紹介致します。

「THOMAS MASON（トーマス メイソン）」は1796年に創設されたイギリスの老舗シャツ生地メーカーです。

ロイヤルワラント（英国王室御用達）を享受している由緒ある名門シャツ地メーカーですが、90年代末にイタリアの大手シャツ地メーカー「ALBINI（アルビニ）社」の傘下となり、生産拠点もイギリスからイタリア移しました。

生産拠点を移した後も、英国らしく打ち込みの良いハリのある生地を世に送り出しています。
ロンドンストライプに代表される伝統的な柄も非常に魅力ですが、今回はシンプルゆえに品質の良さが際立つ、白のツイル生地を紹介します。

同社の中でも、実用性の高い100番手の双糸を使った『SILVERLINE（シルバーライン）』から細畝と太畝のツイルをそれぞれセレクトしました。

シャツ地におけるツイルの魅力は、何と言っても生地のふくらみ感にあります。
綿素材特有のふんわりとした弾力と、打ち込みの良さから来る生地の肉感が非常にリッチな雰囲気です。　
特に、太畝ツイル生地の手持ち感は圧巻で、同社以外ですと中々見つけることのできないクオリティかと。
高温多湿の日本の夏だと少し着用に厳しいものがありますが、平織では表現できない艶、ふくらみ感を備えた魅力的な生地です。
衿型は、タブカラーやレギュラーカラーでお作りいただくと品の良さを強調できます。
秋物スーツと合わせて、是非お試しくださいませ。

米田

Sartoria Promessa　
【　THOMAS MASON Twill　】
・Pattern made custom shirt　￥19,800（TAX IN）～