Poral Slacks

Topics 2023/06/15

軽量、通気性、ドライタッチ、見た目の清涼感。

気温と湿度が高く、汗ばむ梅雨から夏を気持ちよく乗り切るには、いくつかポイントがあります。

今回紹介するのは、通気性とドライタッチに特化させたスラックス向け生地です。

“Poral (ポーラー)”とは、生地の名称を指し、その語源はPore(気孔)からきています。

その名が指す通り、網目状に生地を織ることで、生地表面の通気性を格段に高めた服地がポーラー生地です。

もしかしたらFresco(フレスコ)の名称の方がご存じの方も多いかもしれません。

フレスコは(英)Martin Sons & CO の織るポーラー生地の商標名称であり、同社が生産する商品以外にはフレスコの名称を使えないのです。

今回紹介するポーラー生地は国内企画のポリエステルウール混紡の服地になります。

強撚糸と呼ばれる、張力と強度を持たせた糸を使用して網目状に織ったポーラーは抜群の通気性と、シャリっとした肌触りが特徴です。

上着と違い、直接肌に触れるスラックスは、生地の通気性と肌触りが、そのまま着心地や快適性につながります。

生地自体の強度も高く、消耗の激しいこれからの時期でも安心してヘビーローテーションいただけます。

シワにもなりづらいため、出張などで二日間程度なら連日仕様にも耐えられます。

目付けは300g/m。

春秋の合物の目付けが、だいたい250g/m前後であることを考えると、夏物にしては重そうに感じるかもしれません。

確かに上着に関しては、生地の重さが体感の暑さにつながりやすいのですが、スラックスに関してはそういうわけでもないのです。

むしろ重みが多少ある方が、落ち感が良く、生地が体にまとわりづらくなります。

重みのあるポーラー生地でスラックスを作る際のポイントは、モモ周りから膝回りにかけて少しゆとりを保つことです。

そうすることで、適度に身体から離れて、快適な着心地になります。

プリーツ入りの仕様にして、裾を少し細くしてテーパードを効かせると、快適性と見た目のスッキリ感を両立した最強の夏用スラックスが完成します。

私もポーラー系のスーツを今の時期好んで着用しておりますが、涼しくサラッとした着心地は一度着ると病みつきになります。

思わず、3年連続でポーラー系で夏用スーツを仕立ててしまったほどです。

コーディネートしやすい無地を揃えてお待ちしております。

是非一本お試しくださいませ。

【 Poral Slacks 】
Machine Made Order Slacks  ¥25,300 TAX IN~