今朝の東京は気温を氷点下を記録して、吹き付ける風にもはや痛さを感じました。
ウールやカシミヤのコートが欠かせない気温ですが、オーダー品のお渡しまでのタイムラグを考えると春先まで着用できる服地が今の時期は人気です。
【(伊)LANIFICIO CORRADO (ラニフィーチョ コラード)】はさらっとしたウーステッド(梳毛)の質感が秋口から春先までの長いシーズンでの着用を可能にします。
イタリアの名門ミル(服地メーカー)【CARLO BARBERA(カルロ バルベラ)】のルチアーノ・バルベラ氏を父に持つコラード・バルベラ氏が2019年の独立して立ち上げたのが【 LANIFICIO CORRADO (ラニフィーチョ コラード)】 です。
同社の生地の魅力はハリコシと弾力性にあります。
色気ある見た目のままに軽やかなイタリア生地をイメージしながら、ハンドリングしてみるとそのギャップに驚かされます。
パッと見はイタリアらしい艶やかな艶感を感じますが、ハンドリングした生地にはとしっかりとした弾力があり、どこか英国的な重厚感まで感じさせます。
その秘密は糸使いに有り。
64番手(糸の太さを表す単位、値が大きいほど細い)というイタリア生地では比較的太めの糸を用いて織られた同社の服地。
更には、織物を構成する経(たて)糸と緯(よこ)糸をそれぞれ2本づつ引きそろえた双糸(そうし)を使用しています。
とろけるような柔らかさと艶やかな艶感に、らしさを感じるイタリア生地の多くは、72番手以上の細い糸を使用し、さらに柔らかさを生み出すために緯糸は1本の単糸を使用する事が多くあります。
豊かな弾力からくる仕立て映えの良さは抜群で、メンズスーツで大切な頼もしさを演出できます。
どことなく重量感を感じさせながらも、着心地はやはりイタリア生地。
しなやかな着心地と柔らかな風合いからはハンドリングした時の重厚感はあまり感じずに、軽やかにお召し頂けます。
ちゃんと残したイタリアらしい軽やかさが春先までの着用を可能にします。
イタリアの雄を父に持ちながらも、従来のイタリア生地とは一線を画す糸使い。
イタリアの色気と英国的なハリコシを併せ持った、気鋭ブランドの新鮮な魅力に溢れる服地です。
色柄も気鋭ブランドらしいモダンなパターンを採用しています。
少し緑がかかったブルーにオンしたブラウンのオーバーチェック。
イタリアのお手本的な色使いであるアズーロ・エ・マローネ(青と茶)を現代的な感性で表現しています。
英国的な格子の使い方にもセンスが光ります。
ぜひスリーピースやダブルブレストなどで紳士的なスーツをお仕立てください。
ざっくり感のあるメランジ調のブルーは少々スポーティな印象です。
シャツやネクタイなどのインナーコーディネート次第でかなり楽しめそうです。
イタリアらしい艶やかな艶感は残しておりますので、大人の色気も感じます。
オルタネイトストライプ(交互縞)は2色ご用意しています。
ネイビーは汎用性高く、ストライプ柄のもつキチンと感が信頼感に繋がります。
グリーンブルーとでも言いましょうか、緑がかった青のオルタネイトストライプは洒落感たっぷりです。
すこし主張のある色柄ですが、サイズフィットをきちんとしたオーダースーツなら上品にトレンドの色柄を楽しめます。
いかがでしょうか。
新進気鋭のブランドながら、前身である名門ミル由来の確かなモノづくりと若い感性が見事に融合した服地は新鮮感たっぷりです。
春先まで長くお召しいただける 【 LANIFICIO CORRADO (ラニフィーチョ コラード) 】を是非お試しください。
銀座店 米田
Sartoria Promessa
【 Lanificio Corrado 】
Machine Made Order Suit ¥129,800 TAX〜
Semi-Hand Made Order Suit ¥ 159,500 TAX IN~