久々の雨で気温も下がり、天気はぐずついていますが、街を歩く人の姿が多く見受けられます。やはり皆さん極暑には外出を避けていたのでしょうか。
ご無沙汰の雨にほっと一息つけますね。
さて、本格的に秋冬シーズンが始まる前に、今回のメンズドレス知識は生地柄の名称についてお伝えしたいと思います。
Herringbone Stripe(ヘリンボーン・ストライプ)
日本では杉綾(すぎあや)と呼ばれるこの柄は、秋冬物代表の生地で、以前のブログでも説明のあった「綾織」の仲間です。
見たままの姿がそのまま名前になることが多いので、英語ではHerrinbone(ニシンの骨)と付けられ、こちらが一般化した名前の代表となっています。
ちなみに、イタリアでは「魚の骨(Spina di pesce スピナ・ディ・ペッシェ)」という呼び名だそうです。
ヘリンボーン柄の特徴として、上の写真のようなツイード素材のように温かみとふくらみを出すことが出来ます。また色を組み合わせて深い色味やトレンド感を出すことも可能です。
スーツ生地にした場合は、綾織り特有の上品な光沢が出ますので、高級感が出ます。
「普通の無地だと物足りない、だけどもきちんと見えるスーツが欲しい」という方にオススメです。
今期はヘリンボーン柄のバリエーションが豊富にご用意がございますので、是非生地の質感や、色の出し方など確かめにいらしてください。
感染対策を十分にして、お待ちしております。
丸の内店 宮本