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10月もあと数日となり、ようやくジャケットを着てちょうど良い気温になってきました。
今回、紹介させて頂く生地は、秋から冬に最適なウィップコードの生地になります。
ウィップコードとは、65度くらいの角度で太い綾目の表われた変化綾組織の厚手織物になります。
綾織の中では最もはっきりした太い綾目のあるものとされています。
綾目が太く盛り上がっており、乗馬の鞭綱のようであるという事からウィップコードと、この名が付いたそうです。
ウィップコードの生地は、比較的複雑な綾織の織物で、綾目は右上がりで糸使いは比較的太番手の紡毛糸あるいは梳毛糸を使うことが多く、この織物の組織は表面と裏面ではなはだしく異なって見えるのも一つの特徴です。
こちら、6色が今回紹介させて頂く生地になります。
乗馬用の生地として有名なウィップコードなので耐久性にも優れていますので、普段使いに最適なスーツ生地です。
縦に霜降りの糸、横に濃い色の染め糸を用いていますので何とも言えない深みのある色合いになっています。
太目の畝から感じられる独特な質感が、秋、冬を感じさせてくれます。
又、これからの季節に馴染む色合いになると思います。
今回、見本服として作成しましたネイビーブルーのスーツになります。
スーツであれば通常、衿のステッチ巾は2mmでご注文される方が多数ですが、生地の織り感から、ステッチ巾を6mmにしスポーティかつカジュアルな雰囲気
にしてみました。
肩は、マニカ・ア・ピオッジァ、パットと裄綿を省き、肩の生地を伏せ閉じて袖付けすることで、シャツのような軽快感溢れる着心地になります。
モデルはコアナポリで作成しました。
ビジネスシーンに映える自然に流れる流麗なシルエット、美しい曲線とシャープな直線が絶妙に同居し、主張し過ぎない佇まいは、着る人の個性活きるモデルです。
羽織るよりも軽い、纏う感覚で着用頂けます。
どこか、クラシカルなムード漂う【ウィップコード】の生地と【コアナポリ】の掛け合わせになります。
スーツとしてはもちろん、ジャケットとしても着用可能な生地になります。
以上になりますが、少しでも興味がある方はサルトリア プロメッサ銀座店まで足をお運び下さいませ。
Domestic Fabric 【Whipcord】
Machine Made Order (SUIT)
¥106,700 TAX IN~
Semi-Hand Made Order (SUIT)
¥136,400 TAX IN~