いつも丸の内店のブログをご覧いただき誠にありがとうございます。今日は日中が温かく過ごしやすいお天気でした。私もコートは置いて出勤してしまいました。ただ明日以降はまたグッと冷え込むようなので体調には十分お気を付けください。今回はコートが必要のない方や秋冬物の素材感を楽しみたいという方にオススメのスーツ生地をご紹介させて頂きます。
タイトルにある通りCANONICO社 (伊) のWoolen Flannel(ウールン フランネル)になります。秋冬素材の代名詞でもあるフランネル。その起源としては18世紀頃英国・ウエールズにおいて婦人用に直接肌に触れるものとして使われた素材とされております。(諸説あり)それが後にスポーツ用に改良され、スポーツ・フランネル、テニス・フランネル、クリケット・フランネルなど様々な名称が付き派生していきました。当初作られていたフランネルは現在のものとは違いハリ・コシが少なくソフトな風合いが主流でした。それらが時代の流れとともに紳士服でも多く取り扱われるようになり、ハリ・コシの強いもので作られるようになり現在の形を成しています。
こちらだけ見ると英国調の生地というイメージが強いフランネルですが、現在では多くの国で様々なタイプのフランネル生地が製造されております。中でも今回ご紹介するCANONICO社のフランネルはスーツ生地として適度なハリ・コシがありイタリア生地らしくソフトな風合いが特長になります。
イタリア物らしく発色がはっきりとしているのもCANONICOならではのものだと思います。無地でこれだけの色が揃えられているのでお探しの1着がお作り頂けると思います。スーツとしてお仕立て頂くのはモチロンのことジャケットやスラックスの単品でもオーダー頂けるのがフランネルの強みでもあります。
秋冬の素材感を感じる1着がお作り頂けると思いますのでこの機会に是非生地だけでもご覧くださいませ。
柄物としてはフランネルと相性の良いチョークストライプもご用意しております。生地自体もソフトな風合いながらもしっかりとしたフランネルらしい重たさもありますので是非お手に取ってお確かめください。皆様のご来店心よりお待ちしております。