テレビ番組でお馴染みの料理研究家:土井善晴さんの言葉で印象的なものがあります。『手をかける事だけが料理じゃない。手をかけない事も料理なんや。』要するに、何もしないで時間だけが過ぎるのを待つ事も大切な料理工程の一つ、という事なのでしょう。実は、この何もしないという事は、服地においても大切な事のようです。
イタリアを代表するミル(毛織物工場)である、CALRO BARBERA(カルロ・バルベラ)の服地は、非常にしなやかです。そのしなやかさを可能にするのは生産過程において、重要なある工程を採用しているからです。その工程とは、そうです。『何もせず、ただ放置する=寝かせること』です。カルロ・バルベラ社では、毛糸の段階で冷涼な地下倉庫(気温は通年で約7℃)に寝かされます。寝かせることで、糸本来が持っている弾性を回復させることができるといわれています。
今回は、 そのカルロ・バルベラ社が取り扱ういくつかのクオリティの中で、『Blue Rubin』をおすすめ致します。Super130’sの高番手の細い毛糸を使っていますので、軽くしなやかな質感が特徴的で、低速織機で織られた打ち込みの良い生地です。夏以外3シーズン着用可能、まさにシーズンレスなスーツとして、長く着れますよ。
7色、全て着分のみの限定となります。みなさま、お早目にお越しください。ご来店、お待ちしております。
吉澤
Sartoria Promessa 【 CARLO BARBERA BLUE RUBIN Short length limited】
・Machine Made Order Suits ¥99,000 +TAX~
・Semi-hand Made Order Suits ¥121,000 +TAX~
●丸の内店限定になります。