皆様、こんにちは! 森です。
先日、同窓会の話があり懐かしく思っている今日この頃です。
今日は、初春から初夏に向けて活躍する【10 MONTH】のインポート素材をお届します。
今回は『REDA(レダ)』です。
10Month…直訳すれば10ヵ月ですが、その名の通りに『厳冬期と盛夏』を除く10ヵ月間使える優れ物です。
かつて日本ではこの手の素材を『合い物』と呼びました。
ヨーロッパでは【通年素材】として愛されています。
素材の目付けが250から270g前後の生地を指してこう呼びます。
コレクションは、イタリアブランドらしい控えめなストライプ、格子から、無地まであります。
寒さはこれからが本番ですが、初春からの事を考えれば、今時期のご注文が最適です。
是非、皆様のご来店をお待ちしております。
Sartoria Promessa Order Made
【REDA 10 Month FABRIC】 =Short Length Only=
Machine Order Made Suit ¥79,000 +TAX(消費税)~
Semi Hand Order Made Suit ¥101,000 +TAX(消費税)~
●レダ ブランド概要のおさらい●
REDAの歴史は約150年前まで遡り、1865年イタリア ミラノ北部に位置するビエラ地区のヴァレモツソ(Valle Mosso)にカルロ・レダ(Carlo Reda)がウールエ場を設立したのがその始まりです。
当時、産業革命の影響を受けビエラ地区はウール産業の一大生産地に発展する途上にありました。
1919年Botto Poala一族が、当時のGiovanni Reda e Figli WooI Factoryという工場を購入し、現在のSuccessori Reda SpAへと経営が引き継がれました。
1968年に大洪水が発生し、エ場は壊滅的な被害を受けましたがその精神は屈することなく、逆にそれをバネとし技術革新を積極的に取り入れ、生産体制を充実し進化させて行きました。
そして1998年に世界初となるコンパクトな紡績工程を導入し、約2万平米の工場をその発祥の地であるValIe Mossoに建設しました。
徹底的に管理された生産工程、完壁な糸を求め続ける探求心。
これがREDAの製品を常にトップの品質に保ち続けている要因なのです。
そのため、REDAは羊毛の段階より生地の完成まですべての工程を直接管理しています。
ウールの糸は、ニュージーランドGlemrock牧場をはじめとする広大な3万ヘクタールの土地で育った最高級メリノ品種の羊毛を使用しています。
その原毛の仕入すべては、オーストラリアのシドニーにある原毛の買付をする会社(New England WooI社)を通じて行われます。そしてその買付会社を自分で経営することにより、つまり原毛販売業者の手を経ることなく、原料を自分たちが直接チェックし、購入することで品質と価格の安定を可能にしているのです。
「どこで・どのように」育った羊毛が使用されているのか、REDAの生地の原料は品質保証の大きな要素となるトレーサビリティを備えているわけです。
そしてこの一つ-つの拘りが、REDAの軽く、軟らかい、しかし同時に弾力性・耐久性にも富んだ最高級の生地へと繋がっています。