軽快で優雅に

Topics 2024/06/21

真夏日が続いたと思ったら、一日中雨だったり、毎年6月7の天気は安定しませんね。
雨の日の外出は、スラックスが膝に張り付いたり、クリースがすぐ取れてしまったりと、なかなか格好よくスーツを装うことが出来ません。
外回り中に急な雨に降られてしまったときなんかは、気分も落ち込んでしまいますね。
スーツスタイルの格好良いところは、いつでもきちっと清潔感を得られる点です。
正直、ジャージー系のセットアップと比べれば、どうしても動きやすさに劣ってしまいます。
それでも男性を最も魅力的に映す服装がスーツスタイル。
雨に濡れてヨレてしまっては、せっかくのスーツの格好良さも半減してしまいます。
蒸し暑い日でも、雨が降っても、きちっと折り目正しく、それでいて軽やかにスーツを着こなせば、大人の余裕が漂います。

【軽い=涼しい】
なんだかんだ、蒸し暑い夏でも涼しく気持ちよく着用できるのは【軽快なスーツ】。
軽量でしなやかな着心地の国産服地で仕立てた軽やかなスーツを紹介します。

【Super100’s・撥水加工・ストレッチ】

日本の梅雨から夏にかけては、スーツを装うには少しばかり厳しい環境です。
日本の環境を一番考慮した服地は、やはり国産服地。
こういうので良いんだよ、と言いたくなる、痒い所に手が届くクオリティです。
全6色用意したカラーバリエーションですが、中でも特に軽快感のあるブルー/ウインドウペーンでスーツを仕立てました。

生地自体の目付も240g/mと比較的軽量でありながら、Super100’sという細番手の原毛(羊の毛)を用いることで、着心地は目付以上に軽快でしなやかです。
しなやかな着心地は、軽快で快適な動きをサポートします。
動きやすいというだけで、軽さと涼しさを感じることが出来ます。

良く、スーツは肩で着ると言います。
肩は人間の動きの起点となる箇所で、肩の仕様は着心地に直結します。
また、肩のシルエットによって、スーツスタイルの雰囲気は大きく変わります。

サルトリアプロメッサの人気オプション【マニカ・ア・ピオッジァ(雨降り袖)】。
シャツの袖付け技法を応用した仕様は、肩パットや肩先の資材を省いているにもかかわらず、 フワッとした丸い立体感を作り出します。
秘密は肩先の袖付けに入れた “ ギャザー ” です。
フワッと膨らむ肩先の丸みは、見た目にもリラックス感が漂い、スーツであるにもかかわらず、どこか抜け感のある肩肘張らない印象です。
もちろん肩の資材が無い分、実際の着心地も軽快。
肩の取り回しもストレスなく、優雅にお仕事をこなせます。

マニカ・ア・ピオッジァ(雨降り袖)のオプションは、
【Roman Look Relax(ローマンルックリラックス)】
【Core Naple(コアナポリ)】
【Firenze Cut Comfort(フィレンツェカットコンフォート)】
のから3モデルからお選びいただけます。
今回紹介のオーダーは、最もリラックス感が漂うスポーティな印象のコアナポリです。

サルトリアプロメッサのロングセラーモデルで、その魅力はなによりもその柔和でリラックスした雰囲気。
一時期、タイトシルエットが全盛のころは、若干陰に隠れ気味だったモデルですが、ビズスタイルが一般化している昨今は、このくらい抜け感のあるスーツスタイルがむしろ気分です。

コンパクトなバストまわりから抑揚を抑えたウエストシェイプが、大人の余裕を感じるシルエットです。
ウエスト周りに適度なゆとりのあるモデルですが、バストまわりは比較的コンパクトな設定の為、スマートな印象はしっかり残しています。
前ボタンをはずし、フワッと裾をなびかせながら、優雅に装いたいスタイルです。

マニカ・ア・ピオッジァを最初に採用したモデルがこのコアナポリ。
プロメッサが表現したかった、【丸く柔らかいスーツ】を体現したモデルです。

コーディネートもとことん軽やかに。
サックスのラウンドカラーシャツに、バスケット織りのタイを合わせます。
ブルー系をメインに合わせたコーディネートは非常に涼やか。
挿し色に使ったネイビーシルバーのストライプタイは、風になびくほど軽く、タイドアップしているにもかかわらず、むしろ涼しげです。

軽やかな生地、軽やかなモデル、軽やかなコーディネートで仕上げた、見た目・着心地ともに軽快感抜群のオーダーですが、最後にわすれてはならないのが撥水機能です。

軽快なスーツはともすると、スポーティだったりカジュアルな印象に振られがちです。
雨や湿度でシワになりやすくなる梅雨から夏にかけてはなおの事です。
抜け目なく、生地の撥水加工を施すのが、国産服地のさすがなところです。
涼しい通気性を保ったままに、雨をはじく撥水加工は、スーツをシワやヨレから守ってくれます。
スラックスの折り目もシャキッと保ち、雨に濡れた際の肌への張り付きも軽減します。
雨や湿気に耐性を持たせた撥水加工生地は、リラックス感のある【コアナポリ】モデルをカジュアルに振り過ぎず、スーツ本来の折り目正しさをしっかり保ちます。

見た目の印象と着心地は軽快。されど、品と節度は保ちつつ。
“蒸し暑い”日本の夏でも優雅に着用できる【軽快なスーツ】です。
なんだかんだ、夏でもスーツ着なければならない方や、暑い夏でもスーツを装って格好よい自身を演出したい方はぜひお試しください。

サルトリアプロメッサ銀座店 米田

Sartoria Promessa
【 Super100’s・撥水加工・ストレッチ 】
Machine Made Order Suit  ¥84,700 TAX IN〜
Semi-Hand Made Order Suit  ¥114,400 TAX IN~
※【 マニカ・ア・ピオッジァ(雨降り袖) 】は¥2,200(税込)のオプション料金を頂戴します。