衣類の大敵②

Topics 2020/07/01

皆様今晩は。
米田です。

本日の東京は気温はそんなに高くないものの湿度が高く、
ジメジメした気候で、日本の梅雨を体感した一日でした。
家に帰宅したらクローゼット内を換気して衣類が傷まない様にしたいと思います。

さて今回は、衣類の大敵の最後に触れた防虫剤の選び方について投稿します。
まず市販品の防虫剤ですが成分によって
①ピレスロイド系
②ナフタリン
③樟脳(しょうのう)
④パラジクロロベンゼン系
の4種類に分ける事が出来、多くの商品はパッケージ裏面の成分欄にそれぞれ記載してあります。
これらはそれぞれ効能に特徴があり、適した用途で使う事で衣類を効果的に虫から守ってくれます。

①は無臭であり、効き始めも比較的早く普段使いする衣類への使用に適しています。
ただし真鍮などの銅を含む金属釦などが付いた衣類に使用すると金属パーツがくすむことがありますので注意が必要です。
②は効き始めるのが遅い分、長期間効能が持続する為、フォーマルウェアなどの長期でしまう衣類に適しています。
③は4種類の中で唯一自然由来の成分なので、普段着やスーツなどは勿論着物や絹製品などのデリケートな衣類にも使用できます。
香りも自然由来の穏やかな香りで好きな方もいらっしゃるのではないでしょうか。
④は効き始めが早い分、消耗も早くほか3種と比べ短いサイクルでの交換が必要になります。虫の付きやすいウールや絹製品への使用に適しています。

また使用上の重要な注意点として、①以外の防虫剤は全て単独での使用となり、他の成分の防虫剤との併用は厳禁ですのでご注意ください。
①ピレスロイド系は汎用性が高く、取り扱っているお店も多いので、どの防虫剤を使えばよいか迷われている方にお勧めです。
私も主に①ピレスロイド系の防虫剤を使用しており、効能が切れる少し前に新しいものと交換し効果が持続するようにしています。
今週末辺りに新しいものと取り換えて大事なスーツ類を虫から守れるように対策しようと考えております。
皆様の大切な衣類を長くお使いいただくのに参考になれば幸いです。

それでは。