糸の番手について

Topics 2014/01/16

皆様、こんにちは! 森です。
先日鹿児島のお漬物を頂いたのですが、醤油がすこし甘く美味しかったです。
関東のお漬物とは違っていました(^_^)v
今日は、糸の番手についてご質問がありましたのでご紹介致します。
羊毛繊維は、一般的に細いほど良いとされ高価になります。
理由は、繊維が細いほどクリンプ(波状の縮れ)が細く沢山あって、柔らかくなりそして繊維が細かいほど細い糸が紡けるからです。
羊毛繊維の太さは、その直径を「ミクロン」という単位で表示します。
羊毛繊維のランクは「番手」で表示されますが、繊維の太さと番手の関係は、番手の数字が大きいほど、羊毛繊維は細く、品質も良くなります。
スーツ生地では、「Super100′S」、「Super130′S」という表示を見かけますが、この数字は原毛番手を示したものです。使用している糸の番手ではありません。
重さ1㎏原毛から何㎞の長さの糸を引くことが出来るかという基準です。
「Super100′S」は、原毛1㎏で距離100㎞の糸を作ることが出来るという意味です。
従って数値が大きくなればなるほど原毛1本当たりの太さは細く、長さは長くなりデリケートで高品質の証となります。
100や130といった数字の表示が、10刻みで数字が大きくなっていく毎に、0.5ミクロンずつ細くなっていきます。
SUPER100なら18.5ミクロン、SUPER150なら16.0ミクロンとなります。
最後に本題の糸番手、毛糸の番手は、1g当たりの糸のm数で表示します。
1gで1mの糸・・・・1番手
1gで10mの糸・・・10番手
1gで60mの糸・・・60番手(一般的な生地)
番手の数値が大きいほど、糸の太さは細いということになります。
因みにイタリア生地は66番手から80番手位が中心です。
最終的に生地選びは、Weight m/gも加味されますが、皆様が触った感覚や目で見た感覚で決めて頂ければ幸いです。
サルトリア プロメッサでは、メリットはメリットとして、またデメリットはデメリットとして、キチンと皆様にご案内させて頂きますので、分からないことがあればスタッフまでご質問下さい。