洋画　“ファントム・スレッド”　における、俳優ダニエル・デイ＝ルイス演じる主人公レイノルズ・ウッドコックのかっこよさは言葉に表しがたいものがあります。
あえて表現するならば　“枯れた男から漂う色気”　と言えばよいのでしょうか。

そんな渇いた大人の男性像にあこがれて、マスクの常用を言い訳にあごひげを生やしてみた私ですが、想像していた雰囲気は手に入らず結局もとに戻したりと四苦八苦しています。。。

そんな話はそこそこに、ご自身の雰囲気を演出する上で洋服の持つ重要度は大変大きいものです。
特にこれから着用の機会が増えてくる　“オーヴァーコート”　は装いの
大部分の面積を占める為、その影響度は他アイテムと比べても大きいかと。

また、同シルエット同デザインのコートでも仕立てる生地が変わるとそのコートの醸すムードも、がらりと変わってきます。

前段が長くなりましたが今回は冒頭にある【渋み・枯れた】といった雰囲気に
重きをおいたときに、そのムードを存分に味わえるコート向けの生地をご案内
致します。

【ローデンクロス】はオーストリアのチロル地方で織られていた、元は狩猟用のコートやスポーツパンツに適した生地です。
粗く太い紡毛糸を脱脂を行わなず織り上げ更にそこに縮絨（しゅくじゅう）を
加えたかつてのローデンクロスは狩猟用の名に恥じない無骨な雰囲気の生地で、
軍物のコートにも多用されていたようです。

Leichtfried（ライヒットフリード） 社はそんなローデンクロスの野趣あふれる
雰囲気をそのままに、軽くソフトな風合いに加工し、街着として常用できる
クオリティに仕上げています。
とは言ってもカシミアなどの獣毛素材と比べると艶感も鈍く、マットな表面感と
ドライな質感が、まさに枯れた大人の魅力を引き立ててくれます。

Wool　100％　450ｇ/ｍ

Wool　80％　Alpaca　20％　540ｇ/ｍ

アルパカ混はよりカントリー色も強くなり無骨で渇いた男らしさを表現するのであれば是非おすすめしたい素材です。

　Wool　100％　360ｇ/ｍ　
ライトウェイトもご用意あります。
スポーツパンツにいかがでしょうか。

コートの型としてはゆとりのあるAラインでがばっと羽織れるステンカラーコートがおすすめです。

髭の似合わなかった私は、洋服の素材やシルエットで渋さを表現することから始めたいと思います。。。

“渋さ”　や　“無骨さ”　を引き立てたい方は是非お試しくださいませ。

米田

Sartoria Promessa　
【 Leichtfried 】Loden Cloth
Machine Made Order Coat　　￥139,000 + TAX~

●お客様の安全確保と利便性向上のため、
電話での来店予約サービスをぜひご活用ください。
※当日予約は承っておりません。翌営業日以降でのご予約をお願い致します。
完全予約制ではございません。従来通りにご予約なしでもご来店いただけますので詳しくはスタッフまでお尋ねください。