今日は曇り空ですが、日中の気温は高く、半袖姿でご出勤の方も見受けられました。
宮本です。
緑が眩しい季節になってきましたね。
まだ5月なので、日が落ちると肌寒いですが、
夏を感じる日が多くなってきました。
今日はスーツの袖口についてです。
「本切羽」、「本開き」のオプションを当店では、
¥2,200(税込)のアップチャージで承っております。
通常の袖口の仕上げがこちら。
釦の下には飾りのボタンホールが入っています
「本切羽」の仕上げがこちら。
ボタンホールが作られ、釦を外し広げることが出来ます。
なぜ、このような仕様があるのかというと、
本来クラシックなスーツは全て袖口が本切羽の仕立てになっていました。
しかしスーツが大量生産されることによって、袖の長さを調整できるよう、簡易な仕立てが多くなったのです。
つまり、「本切羽」にすることが、本物のスーツと言う証しになるわけですね。
他にも、お医者さんが手術の際、袖をまくれるようにした為、と言う話もありますが、「本切羽」にする理由としては、弱いかなと思います。
やはり、「本切羽」にする理由は、
格好良いからです。
丁寧に処理されたボタンホールが釦の下にあることで、贅沢感がありますし、ボタンがあるのにボタンホールが無いというのは、対となる対象が無い寂しい印象になります。
例えて言うなら、世界に男性しかいない、そんな感じでしょうか。
大きい話になりましたが、「本切羽」にするのは、いろんな意味で格好良いからという話でした。
まだ未体験でしたら、是非ご検討下さいませ。
宮本