僕らが本切羽にする理由

Topics 2022/05/20

今日は曇り空ですが、日中の気温は高く、半袖姿でご出勤の方も見受けられました。

宮本です。

緑が眩しい季節になってきましたね。

まだ5月なので、日が落ちると肌寒いですが、

夏を感じる日が多くなってきました。

今日はスーツの袖口についてです。

「本切羽」、「本開き」のオプションを当店では、

¥2,200(税込)のアップチャージで承っております。

通常の袖口の仕上げがこちら。

釦の下には飾りのボタンホールが入っています

「本切羽」の仕上げがこちら。

ボタンホールが作られ、釦を外し広げることが出来ます。

なぜ、このような仕様があるのかというと、

本来クラシックなスーツは全て袖口が本切羽の仕立てになっていました。

しかしスーツが大量生産されることによって、袖の長さを調整できるよう、簡易な仕立てが多くなったのです。

つまり、「本切羽」にすることが、本物のスーツと言う証しになるわけですね。

他にも、お医者さんが手術の際、袖をまくれるようにした為、と言う話もありますが、「本切羽」にする理由としては、弱いかなと思います。

やはり、「本切羽」にする理由は、

格好良いからです。

丁寧に処理されたボタンホールが釦の下にあることで、贅沢感がありますし、ボタンがあるのにボタンホールが無いというのは、対となる対象が無い寂しい印象になります。

例えて言うなら、世界に男性しかいない、そんな感じでしょうか。

大きい話になりましたが、「本切羽」にするのは、いろんな意味で格好良いからという話でした。

まだ未体験でしたら、是非ご検討下さいませ。

宮本