夜風が気持ちよく、秋の薫りが漂う今日この頃。
装うことが楽しい季節になりました。
少しでも肌寒さを感じると、とたんに今まで着れなかった秋のアウター類を着用したくなるのが洋服好きの性(さが)です。
カジュアルではレザージャケットが好きな私は、つい先日手持ちのレザーを今シーズン初卸ししました。
日中着るにはまだ若干暑くて汗ばんでしまい、快適に装うにはまだ早かったですが、それでも気分が上がってしまうのが秋アウターのすごいところです。
こうなると、歯止めが効かなくなり、既にクローゼット内のコート類にブラシを掛けて、着用のタイミングを今かと待ちわびております。
やはり、重衣料を装える秋冬は洋服好きには最高の季節です。
今回は、休日もこなせるトレンド感あるコートオーダーを紹介します。
【 Gun Club Check Coat】
一見スポーティでありながらも、大人のきちんと感をしっかり備えたチェスターコートです。
ビジネスにおける装いが多様化する昨今、ビシッとしたドレッシーすぎるコートは気恥ずかしさを感じる人もいらっしゃるかと思います。
かといってカジュアルすぎても、ビジネスで装うには心もとなさを感じます。
ビジネススタイルの多様化により、新たに出てきた悩みを解決できるのが今回のオーダーコートです。
「ビジネスでちゃんと大人の品を保ちつつ、でも少し肩の力は抜きたい。なんなら、休日にも兼用できるコートが欲しい。」という方に非常にオススメのオーダーコートが今回の 【 Gun Club Check Coat】 です。
今秋冬メンズドレスマーケットのトレンドのひとつとして ‘ カントリー ’というキーワードが挙げられます。
直訳すると “ カントリー=田舎 ” ですが、ファッションの世界では、ツイードジャケットなどに代表される粗野で素朴な雰囲気を指してカントリーと形容することが多いです。
カントリーな雰囲気は、ツイードなどの素材感だけでなく、柄によっても表現することができます。
カントリーな柄の代表格が今回の “ Gun Club Check (ガンクラブチェック) ” です。
ガンクラブチェックは、ざっくり説明すると、2色以上の色や濃淡の違う単色で織った格子柄です。
狩猟クラブの制服に採用されたことで、「ガンクラブ」と呼称されるようになったようです。
その起源からカントリージャケットにはなくてはならない柄で、とくに紡毛のツイーディな服地のガンクラブチェックは粗野なラギッド感がありながら品の良さも漂います。
今秋冬欠かせないトレンド柄のガンクラブチェックを、より今日的に大人っぽく着こなせるように、スポーティなディテールを採用したシングルチェスターコートで作製しました。
シルエットは、コートの中でも最もフォーマルなチェスターコートで仕立てながら、パッチ&フラップポケット、バックベルト、ターンナップカフスを採用して、かしこまりすぎない雰囲気に仕上げてます。
シルエットはスッキリとしたチェスターコートのため今シーズンのサルトリアプロメッサにふさわしい、大人のカントリースタイルを楽しめます。
今回セレクトしたガンクラブチェックはツイードのような素材感ながら、都会的に着こなすためにウールベースに化学繊維を混紡させて少し生地の嵩を抑えています。
柔らかく適度な軽さで、カントリーなガンクラブチェックを楽しむことができます。
どうしても目方が重くなるコートも軽やかに羽織ることができます。
スーツはもちろん、ジャケパンや厚手のハイネックニットの上にがばっと羽織ったカジュアルなスタイルもこなせます。
トレンドのカントリーの要素を取り入れながら、大人の品を十分に保ったコートです。
ビジネスと休日の両方をこなせる満足度の高いガンクラブチェックコート。
ぜひお試しくださいませ。
丸の内店 米田
Sartoria Promessa
【 Gun Club Check Coat 】
Pattern Made Single Chester coat ¥85,800 TAX IN~