今の時期に仕立てるなら

Topics 2023/01/05

今日から本格的な仕事始めなのか、丸の内近辺もいつも通りの人波が戻ってまいりました。

人の熱気が戻りながらも、気温がグッと下がる予報が出ております。

是非、体調管理に気を付けて年始めをお過ごしください。

          

さて、年も明けると寒さにかかわらず重たい衣服を着替えたくなりますよね。

かと言って、春物のような軽さのものだと2月、3月は厳しいです。

そんなときは「合い物」のスーツがお薦めです。

「合い物」とは、「合服」と同じ様な意味で使われますが、調べたところ、夏と冬の間に着る服を指すそうです。じゃあ冬と夏の間は何を着るんだと思いましたが、四季のある日本ならではの言葉ですね。

「通年物」とも呼ぶことがありますが、同じスーツを一年中着回すのは無理がありますので、微妙なニュアンスの違いはありますが、近いものと思っていただければよろしいかと。

                              

たとえば、「10month(テンマンス)スーツ」とご紹介しているこちらのスーツ。

こちらも8月の真夏、2月の真冬の時期以外の10ヶ月着ていただけるということで、いわゆる「合い物」になります。

ベーシックな色柄を揃え、定番として展開しておりますので、スラックスが痛んでしまった場合や、追加でベストのご注文などもお受けできる頼もしい存在です。ポリエステル混紡のため光沢は控えめですが、ハリのあるシワになりづらい生地で初めてのスーツにもオススメです。

                         

インポートで有名な生地と言えば、「LORO PIANA(ロロ ピアーナ)」社の「FOUR SEASONS」。

日本の高温多湿な夏が無いイタリアでは、こちらで一年中過ごせるそう。もちろん地域差はあるとは思いますが、日本でも真夏と真冬以外は過ごせそうです。ロロ ピアーナならではの優雅な光沢で、これでネイビーの無地で用意しておけば、どんな季節や場面でもほぼほぼ対応できます。

目付けは260g/mと、理想的な厚からず薄からずといったボリュームです。サルトリア プロメッサ限定生地もございます。

                           

そして「CANONICO(カノニコ)」社のEvergreenシリーズ。こちらでは目付けが240~250g/mのSuper110’sのラインが該当します。薄綾織りで光沢があり、上質な素材を丁寧に織り上げています。ネイビー、グレーのグラデーションが選べるので今の自分にあった一着がお選び出来るのが魅力です。

                      

やはりスーツを着る機会が少なくなったと言う声を聞きますが、昨年は逆にきちんとしたスーツを作っておきたいということでネイビーのソリッド(無地)スーツの注文が特に多く感じられました。

                            

是非着用シーズンの長い「合い物」を上質な生地で仕立てられてみてはは如何でしょうか。店内見本もございますので、お気軽にお立ち寄り下さいませ。

丸の内店 宮本