ホップサックとは?

Topics 2023/04/14

昨日は東京でも「黄砂」が2年ぶりに観測され、4月の観測は2007年以来16年ぶりだそうです。

風が強い日が続きます、マスクが必要な日が多いかもしれませんね。

                                   

さて、春夏スーツもおかげさまで多くのオーダーをいただいております。

次のシーズンを見越して、ジャケットのご相談も日々多くなってきており、大変うれしく感じます。

                                    

春夏のジャケットと言えば、「紺ブレ」ですね。

紳士のワードローブに先ず入っていておかしくないアイテム。

これ無しで、どう春夏を過ごすのか?

それぐらいのアイテムです。

ブレザーも紺の濃さや、柄の有無などでバリエーションが広がります。

2、3着お持ちの方も多いのではないでしょうか。

                                    

春夏のネイビ―ブレザーの定番生地と言えば「ホップサック」です。

私も初めてのネイビーブレザーは御幸毛織のホップサックの生地でした。

さて、「ホップサック」の名前の由来ですが、ホップとはアレです。

ビール好きの方ならピンと来るかもしれません。

富良野ホップとか、初摘みホップなど言いますよね。

そうです、ビールの原材料の「ホップ」です。

収穫時にホップを入れる麻の大きな袋、その織り方が似ているので「ホップサック」と言われています。

(諸説ございます。)

特長は通気性の良さ。

ホップサック生地は写真でお判りいただけるように、向こうが透けてみえるような通気性に優れた織り方です。

肌寒い時期にも、保温性のあるウールですと余り寒さを感じる事はありません。

(風には弱いですが。コートを着てれば大丈夫です。)

                                

そして仕立てると透けることもなく、むしろ綺麗な織り目がジャケットの魅力を引き立ててくれます。

最近では、ホップサック生地でも目付がしっかりとある通年用や、秋冬用も出てきています。是非ご着用シーンに合わせ、ご相談頂ければと思います。

店頭でお待ちしております。

                                 

丸の内店 宮本