昨日は東京でも「黄砂」が2年ぶりに観測され、4月の観測は2007年以来16年ぶりだそうです。
風が強い日が続きます、マスクが必要な日が多いかもしれませんね。
さて、春夏スーツもおかげさまで多くのオーダーをいただいております。
次のシーズンを見越して、ジャケットのご相談も日々多くなってきており、大変うれしく感じます。
春夏のジャケットと言えば、「紺ブレ」ですね。
紳士のワードローブに先ず入っていておかしくないアイテム。
これ無しで、どう春夏を過ごすのか?
それぐらいのアイテムです。
ブレザーも紺の濃さや、柄の有無などでバリエーションが広がります。
2、3着お持ちの方も多いのではないでしょうか。
春夏のネイビ―ブレザーの定番生地と言えば「ホップサック」です。
私も初めてのネイビーブレザーは御幸毛織のホップサックの生地でした。
さて、「ホップサック」の名前の由来ですが、ホップとはアレです。
ビール好きの方ならピンと来るかもしれません。
富良野ホップとか、初摘みホップなど言いますよね。
そうです、ビールの原材料の「ホップ」です。
収穫時にホップを入れる麻の大きな袋、その織り方が似ているので「ホップサック」と言われています。
(諸説ございます。)
特長は通気性の良さ。
ホップサック生地は写真でお判りいただけるように、向こうが透けてみえるような通気性に優れた織り方です。
肌寒い時期にも、保温性のあるウールですと余り寒さを感じる事はありません。
(風には弱いですが。コートを着てれば大丈夫です。)
そして仕立てると透けることもなく、むしろ綺麗な織り目がジャケットの魅力を引き立ててくれます。
最近では、ホップサック生地でも目付がしっかりとある通年用や、秋冬用も出てきています。是非ご着用シーンに合わせ、ご相談頂ければと思います。
店頭でお待ちしております。
丸の内店 宮本