ピークドラペル

Topics 2022/08/05

皆様こんばんは。
米田です。

昨日、今日と時折雨は降りましたが、気温は30度を下回り非常に過ごしやすく、久々に冷房なしで快眠できました。
現金なもので梅雨の間は夏が待ち遠しく、いざ暑くなると雨が降ってでも涼しくなって欲しいと感じてしまいます。
来週からはまた最高気温が30度半ばのようで、レジャーなどお出かけされる方は十分お気をつけ下さいませ。

今年の夏は久しぶりに行動制限がかからず、イベント事のご相談を多く頂いております。
中でも、「ブラックスーツ以外でドレスシーンに映えるスーツが欲しい。」
というご相談をよく伺います。

今回は平服用の生地でも手軽に非日常を演出できるディテール “ピークドラペル” を紹介します。

皆様のお洋服を仕立てする際、私どもが必ずうかがうのがラペルの形状です。
しかしこのラペル形状のご相談は、9割以上が下の画像のようにラペルの上端がまっすぐ下りた “ノッチドラペル” でご指定いただきます。
国内におけるスーツのほとんどがノッチドラペルを採用しており、皆様も見慣れた衿型かと思います。

対して、ラペルの剣先が肩に向かって伸びた形状を “ピークドラペル”と呼びます。
ダブルブレステッドのスーツは必ずこの衿型を採用しますが、シングブレステッドのスーツで見かける事は極端に少ないかと思います。

ピークドラペルの一番の魅力は華やかで格式高く見えることです。
特にシングルブレステッドのピークドラペルはタキシードを彷彿とさせ、平服でも十分に非日常を演出できます。
ゲストとして結婚式などに参加する際はぜひピークドラペルのスーツを着て、華やかなに場を盛り上げてください。
ビジネスにおいては多少着用場面を選びますが、プレゼンなどで人の視線を集めたい場面や、商談などで力強さや頼もしい印象を与えたい場面で活躍してくれるはずです。
スーツの顔ともいえるラペル。
形状の違いで得られる効果は大いに変わってきます。
ビジネスでも使えるドレス用スーツをお求めの方はぜひお試しください。