最高気温はまだまだ３０° 近い日も多く、本格的な秋まではもう一歩といったところ。
気持ちだけはすっかり秋の私は自宅で手持ちのコートをブラッシングしながら登板の機会を待ちわびています。
早くコートの季節になるとよいですね。

先日から紹介しているサルトリアプロメッサのステンカラーコートですが、今年もお客様よりご好評をいただいており、現在いただいておりますコートオーダーの半数がステンカラーコートのオーダーとなります。
ステンカラーコートを羽織るうえで欠かせないコーディネートアイテムと言えば『ストール』です。

防寒、挿し色などの役割を担う秋を代表する小物ストールには、もう一つ重要な役割があります。
重ね着するうえで、最も外側に覆いかぶさるコートは袖口や襟元など、どうしても肌に直接触れる部分がございます。
一回の着用ごとに水洗いできるシャツなどとは違い、基本的にシーズン一回のドライクリーニングによるメンテナンスのコートは、前述の肌に直接触れる部分から虫食いや擦り切れ等の摩耗が起こります。
袖口でしたら、傷んだ際に袖丈を詰めて手直しが可能ですが、襟元が摩耗するとほとんど手直しができなくなります。
襟元の摩耗を防ぐ一番の対策は直接肌に触れないこと。
そこで、薄手のストールが一役買ってくれるわけです。

サルトリアプロメッサのステンカラーコートは襟元にストールやマフラーを入れてもきつくならないように適度なゆとりを設定しています。
せっかくお作りいただくコートを長く愛用していただくための工夫を施しているのです。
さらに秋にちょうど良い薄手のストールは、重たい雰囲気になりがちなコートスタイルを実に軽快な印象にしてくれます。

ストールが秋風になびくさまは実にエレガントで、大人の色気を感じるコートスタイルを楽しめます。
おかげさまでコートのオーダーも増えてまいりました。
コートオーダーの際はぜひ合わせてストールもご覧くださいませ。

米田