カジュアル化について思うこと。

Topics 2020/01/14

近年の紳士服業界におけるキーワードの一つが、『カジュアル化』です。日本では、クール・ウォームビズが社会全体に完全に定着しました。アメリカでは、 カジュアルな服装を許可している企業は半数に上っているといいます。(2019年 米国人材マネジメント協会が調査)カジュアル化の波は、今後も続くでしょう。少し前になりますが、米国ウォール街のアイコン的企業である金融大手ゴールドマン・サックスが、社内のドレスコードを緩めると発表しました。では、金融業界のトップ企業がTシャツ+ジーンズでいいのかと言うと、そうではないようです。というのは、同社は、ドレスコードを緩めると発表したものの、次にこのように付け足したのです。” クライアントの期待に反しない服装で ”と。

今回のゴールドマン・サックスのカジュアル化を端的に表現するなら、”服装は、スーツでなくともよし。ただし、TPOをわきまえて、よきに計らうこと。”でしょう。これは、個人的見解になりますが、ビジネスシーンのカジュアル化は喜ばしいことだと思います。それだけ社会が成熟し、フレキシブルさを求める時代になったということだと思います。洋服というカテゴリーですが、より多くの中から、自分で最善をチョイスできる世界になっていくといういい兆しだと思います。20年程前まで、誰が何と言おうと、ビジネスシーンでは、まるで制服の様に、ダークスーツに白かサックスブルーのシャツにネクタイと決まっていました。それが、相手に合せて、TPOに合せて、着ている洋服を自分で選びましょうという考え方になっています。

こちらサルトリアプロメッサでは、時代と共に変化するスーツのご提案をさせていただいております。今後も、今あるべきもの・今あるべき着方のご提案をさせていただきます。

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吉澤