『古くていいものは、常に新しい。』
この言葉を聞いたのは、90年代の後半でした。当時は、セレクトショップ全盛期。そのトップに君臨していた某セレクトショップのCEOが、ドキュメント番組で言っていた言葉です。
元々は、江戸時代の言葉なんだそうです。物事の核心をついた、いい言葉だと思います。
これを私なりに解釈すると、下記のような感じです。
古くていいもの
⇒ 本物。歴史があり、長い年月を経ても尚、生き残っているもの。時代に左右されない普遍的にいいもの。
常に新しい
⇒ 常に鮮度があり、安定感のあるもの。流行によって、風化されるようなレベルではないもの。
複雑で多様化した今日のような時代に、古くていいものは、なかなか見つけづらいかもしれません。
ただ、本物はいつの時代にも存在します。
Fox Brothers -FOX AIR-
「エアー」といえば、多くの服地メーカーが春夏向けに手掛けているフレスコ&ポーラー系服地です。
なかでも「フォックス・エアー」は強撚糸を2本撚り合わせた非常にシワに強い服地で、出張旅行用のトラベルスーツとして世界的な評価を手に入れています。個人的見解を含め申し上げますが、吸湿性、通気性、ドライタッチ、ドレープ感はどれも◎。盛夏の気温・湿度にもギリギリ対応できるウエイト300g。少し重いという声も聞こえてきそうですが、空気が通り抜けやすい織り方なので、サラッとした涼感のある洋服が仕上がります。
Sartoria Promessa Order Made
【Fox Brothers】-FOX AIR-
・Machine Made Order Suit ¥129,000 +TAX~
・Semi-hand Made Order Suit ¥151,000 +TAX~
P.S.
今までいろいろなフレスコ&ポーラ系服地を見てきましたが、FOX AIRは色柄が抜群にいいです。
ぜひ店頭でご覧ください。
お待ちしております。
吉澤